プレステージ : ギャガ・コミュニケーションズ



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■商品のレビュー

舞台上での華麗なマジックを題材にしながら、できあがった映画全体もひとつのトリックになっている…。そんな面白さがある一作品です。19世紀のロンドンという設定も絶妙で、「人間瞬間移動」「カゴの中の鳥が消える」など、王道ともいえるマジックが披露されるのだが、その「タネ」があまりに単純なのも、レトロな背景とマッチして唸ってしまう。主演のふたり、ヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベールは、共に古典的な香りを漂わせるのがうまい役者なので、全体の世界観が統一され、観る者にもマジックをかけていくのだ。
おたがいをライバル視するマジシャン同士が、相手のトリックを盗もうとする駆け引きを軸にドラマが進んでいくのだが、その策略や裏切りは、マジック以上にスリリングだ。当時、電気にまつわる発明を繰り返していた実在の人物、ニコラ・テスラ(演じるのはデヴィッド・ボウイ!)の使われ方もうまい。そして、ラスト。一世一代のマジックのタネが明かされるのだが、その大胆さと衝撃に面食らう! ここでも「19世紀の物語」というエクスキューズで妙に納得させられるのだ。マジックは、かのデビッド・カッパーフィールドが監修。マニアックな要素を娯楽作に仕立てた、クリストファー・ノーラン監督の職人的仕事である。(斉藤博昭)


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    カスタマレビュー(この商品に対する他の方のコメント)

    ニコラ・テスラを知ってますか?

    天才とは90%が才能、残り10%が努力だ。
    今現在、電線を通って送られて来る交流の電気を発明し、地球を真っ二つにすることもできると豪語した天才ニコラ・テスラ。彼を物語に取り上げ、彼の役をデヴィッド・ボウイにやらせたことに脱帽です。
    非リアルな機械もテスラならば可能です。それもミステリアスなボウイならなおのこと…
    これこそ偉業。ノーランの新たな代表作の登場です。
    マジシャンの戦いは・・

    二人のマジシャンの戦いは
    いつしか人を巻き込み、大がかりになっていく。
    相手を恨む気持ちが、自分のこころを苛むことに
    いつ気がつくのだろう
    ミステリのためのミステリ

     映画は凝りに凝っている。映画自体がひとつのミステリーである。この種の作品が好きなひとには面白いだろう。
     わたしには退屈だった。わたしはミステリは好きだけれど、マニア中のマニアというほどではない。たとえばクリスティ。トリックはすごいけれど、登場人物はミステリのための繰り人形で、生きた人間という感じがしない。この映画もそれとおなじような趣があります。
     ヒュー・ジャックマンはどんなすごい俳優かは知らないが、眉間に深い縦じわのある顔は、ひとをイヤな気分にさせる。それとスカーレット・ヨハンソンってそんなに美人かなあ。いまいち気品に欠けるようにおもえてならない。
     

    二つのタネをどちらも「手品」にすべきでは

    最後に瞬間移動についての二つのタネが現れるのですが、そのうちの一つは映画を見終わっても理解できませんでした。一緒に見ていた連れに教えられて、ようやく気づきました。フィクション映画としても非現実過ぎて、ついていけませんでした・・・SFが許されるなら、手品は何でもありになってしまいます。それは禁じ手ではないかと思いました。

    あくまて手品の範疇で奇怪なオチを考えてほしかったです。2回見てようやく、全容が理解できました。もう一つのタネは全編通じて巧みに構成、演出されています。それなりに楽しめましたが、どうにも煮詰まらないところが残る映画でした。
    期待してただけにちょっと残念

     最あとのオチが途中でバレバレだったけど、こんなオチじゃなくてこの監督の傑作『メメント』並の驚きが待っていると思い最後ドキドキしながら観ていたら、アレっと思っている間に映画が終わってしまった。
     手品のネタを知ったときのなんだそんなもんかといった感情に似た気分でエンディングロールを観ていた。さすが手品の映画だけあるな思わせるものだった。

     観客は自分の欲求を満たす刺激を求めてどんどん過激なもの求めるくせに、裏側の汚いところの存在は何も知らないし、気づかなかったり気づかないフリををするというところは、今のショウビジネスにもつながる。
     この映画は、その人間達の欲求をま共に受け、命をかけライバル心剥き出しでその欲求に答えていき、人生を狂わされていく男二人の物語でありそこは面白かった。
     
     でも、モノを電気で複製する装置というのだけは、あまりに非現実的過ぎて納得できなかった。手品のネタというものが非現実的なものを現実に変える、味も素っ気もないとても現実的なものなのに、そこに突然現れる非現実的な装置ということで、しっくりこなかったのかもしれない。